冬生まれ
2015年 11月 26日明るい陽射しもあったのに
洗濯物をとりこもうと
手にとれば
ひんやりとしている
ああ また冬が来るんだなあと思う
乾いているかどうか
自分のほほへ当ててみる
私の手は
時にたよりないこともあるから
冬という季節を選んで生まれてきた子のために
布おしめの洗濯に明け暮れていたことがあった
あの頃はどんなにか春が待ち遠しかったことか
ああ また誕生日が来るんだなあと思う
私を母にしてくれた日が来るんだなあと
しみじみと冬を思う
by soranosanngo
| 2015-11-26 15:22
| 詩
|
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