詩「砂漠地帯」
2016年 01月 14日蜃気楼に似ている
ゆらゆらする
もやもやする
それでも
わかったと思う瞬間があったりして
たいていそんなのは思い込みだったりするのだが
オアシスの水を飲もうと
小川に手を伸ばしてみれば
あっけなく砂に変わる
喉は乾き続ける
わからないということを前にして
わからないということは
砂漠に実る
みずみずしい架空の果実に似ている
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HAL
at 2016-03-16 05:31
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最終行に感服しました。
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soranosanngo at 2016-03-17 09:43
HALさんにそういっていただけて嬉しいです。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
by soranosanngo
| 2016-01-14 10:10
| 詩
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Comments(2)