四月の雪
2016年 04月 11日また一週間がはじまる、とおもう
なにもリセットされてはいないのに
真新しい世界に
積み木をひとつ置く気持ちで
なんどこうして
はじまる、ということを
はじめてきただろう
生きていく限り
はじめない、という選択肢は
なかったのだから
4月のただなかで
雪が降ってきた
ほんの一瞬のことだったから
夢でもみたのかもしれない
花びらだったのかもしれない
この冬を
ちゃんとリセットするための
さようならの合図だったのかもしれない
by soranosanngo
| 2016-04-11 08:29
| 詩
|
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