たまゆらの月

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たまゆらの月の鏡の逢瀬には唯ひとりきり片割れ探す

終わりなきさざ波寄せてくり返し愛を確かめあっていたのに

風紋はKAZEが始めた愛の営みその陰影は砂の心か

雨の日のほんのわずかな湿り気にふくらんでいく感傷(センチメンタル)

切なさの積み木を重ね倒しては繰り返す夜が我を強くす

長い夜BGMはいらないの君の声だけあったらいいの

気がつけばノルウェイの森薄暮れて戯れしあの思い出さへも

月冷えてそちらの世界も冬かしらひざかけそっとかけてあげたし

触れずとも見えずとも聞こえなくても面影いつも胸にあるから

永遠の時間をゆるす静寂の際を漂う月の小舟で
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# by soranosanngo | 2011-08-01 19:07 | 現代短歌 | Comments(2)