詩「私の薔薇」

朝が来た
満開の薔薇たちは
雷雨の過ぎたあとで
散りかけてなお
満開だった

いつか朝は来ない
そのとき
永遠に失われた朝を
私は知らないまま
朝を乞い続けるだろう

サンテグジュペリは
夜を飛び続けている

はなびらの指先はハンドベル
樹からほどけるたび
小さな音でゆらぐ
棘は凛として太陽に向かい
触れるものを傷つける

私の薔薇は満開のまま
散ったあとも
満開のまま

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# by soranosanngo | 2017-06-02 08:40 | Comments(0)