詩「春、うにこおる」

一角獣の角が
春のひざしで
次々に目覚めてゆき
そこかしこから
黄色い
小さな花を産む

ぬるい突風に
やわらかく
その身をあずけるたびに
けものだった昨日が
はがれおちて

うすあおい空は
さかさまの海
今という
小舟を漕ぎだすには
あつらえたみたいに
ちょうどいい


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# by soranosanngo | 2017-04-03 14:07 | | Comments(0)