覆水盆に帰らず

この言葉が頭をよぎる時は、大抵良くないことが起きている。
言葉通り、手元が狂い、グラスの飲み物をこぼす。こぼすだけならまだしも、買ったばかりのブラウスにシミをこさえ、辺り一面コーヒーの海になり、それらはテーブルの下に滴り落ちて絨毯にシミを作る。液体というのは、一度自由になったら、悪意を持つんじゃないかと思うほど。

肉じゃがを作っている時、その鍋に砂糖と間違えて塩を入れてしまったり、素麺のつけ汁を作ろうとだし醤油だと思っていたら、ただの醤油だったり。
主婦になってから、「覆水盆に帰らず」はキッチンでつぶやくことが多くなった。

"It's no use crying over spilt milk."(こぼしたミルクを嘆いても無駄)と英語で同じような諺があるくらいだから。
そんな時、猫がいたら、こぼしたミルクも無駄にはならないだろうけど(笑い)

もとは中国の故事にちなんでいて、離婚した夫婦に復縁はない、ということらしいけど、離婚して世の中には同じ人とまた結婚するツワモノカップルもいるらしい。
それも2度といわず、3、4度と。

なんと不思議なことかと思う。
元の場所に戻る意志ある水が存在するのだろうか。
それともこぼしたミルクを飲んでくれて、全てなかったことにしてくれる魔法の猫を飼っているとか?
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by soranosanngo | 2011-10-06 13:38 | 珊瑚の気まま日記 | Comments(0)