おしまい
2013年 11月 02日覚えさせたのは あたし
おしまいですか?
そんならしかたないですね、と
ちらり 上目づかいで見上げたって
もう おしまいだよ
これは
さいごのおしまい
おしまいがなかったら
あたしも
きっと溺れてしまう
依存しあうことは
きっと
見えない鎖にように永遠つながる
甘い罠のように
おしまい
ほら
手のひらを開いてみせる
ビーフジャーキーはもうないよ
そこが無であること確かめあって
おしまいを納得させ あたしは
小春日和をたたんだ
詩人サークル「群青」10月の課題「無」への提出作品
by soranosanngo
| 2013-11-02 11:12
| 詩
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