詩「Petit savon」

たどりつけないいいわけを
息切れにしてみる朝は
きのうの雨をかかえたまま
すこし重たい

手入れを怠った薔薇は
それでも健気に花を咲かせ匂いたつ わたしはここよ
シャボンに似た香り
あの日手渡された石鹸によく似た香り

香りはどこへたどりつくのだろう
あの小さな粒子らは
つないだ手をみずからはなし
どこへ旅立つというのだろう
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by soranosanngo | 2016-06-08 08:08 | | Comments(0)